2012年 06月 05日
ダイアンさんのレースレクチャー |
もう6月。。。
紫陽花の花たちが、そちこちのお庭で彩りを増して来ました。
Nさんに誘われて、ベルギーのアンティークレースの鑑定家&収集家であるダイアンさんの
定例レースレクチャーに行って来ました。
フェルメールの『レースを編む女』 フェルメールの数少ない作品の中のこちらの絵も有名。
この時代の空気の中に吸い込まれてしまいそうな、大好きな絵です。
こんな時代のレースのお話でした。
フランス王朝の富と繁栄の象徴ともなったレースは、イタリアのメディチ家出身のカトリーヌ・ド・メディシスによって持ち込まれたもの。
もともとレースの技術はイタリア北部から始まったのです。
カトリーヌ自身、そのレース編みが好きだったこともあり、ヨーロッパ全土に広がりました。
貴族の優雅さを最も演出したとされる、あの襟巻きとかげのような…
そんな衿に使われた16世紀の現存するレースを見せていただきました!
世界に5枚しかなく、3枚はオランダに、1枚はイギリスに、そして、1枚はなんとダイアンさんのお祖母さまが大事に持っていらしゃったのです。(写真がなくてごめんなさい。)
正に『レースという布の宝石』です!
よ〜く見ると、細かく繊細な花や鳥などの文様がリアルに編まれているのです。
その文様にはすべて意味が有るのだとか。
例えば、『ぶどう』は、多産の象徴であるとか、『どんぐり』はたくさん成長するので、強健な後継者の
象徴とか、また、『アイリス』は、キリストとマリアであり、忍耐を表す、、などなど。
それぞれの形が持つ意味を知り、ひと針ひと針編んだ人の手のぬくもりに温かく包まれたようでした。
そんな手作りのレース技術もフランス革命とともに一気に廃れ、産業革命により、大量生産という時代に。
でも、機械生産のレースもよく見ると当時の柄や文様のレプリカのよう。
現代の技術発明は確かにすばらしく、すてきなレースがだれでも、どこでも手に入れることができる。
数世紀を越えて、レプリカではあるが、その美しさは生きている。
どんな時代を向かえようと、美しいものは永遠に残っていてほしいと思いました。
それを実践していらっしゃるダイアンさんは、こんな方! とても知的で明るくて!
本当に素敵な方。
『MIYACO』の今シーズンのカタログにモデルとしてページを飾られています。
MIYACOのお洋服は、『黒柳徹子』さんも大のお気に入りだそうで、6月の『徹子の部屋』では何着も着て出演予定だそうですよ。
レースレクチャーのもうひとつのお楽しみ=アフタヌーンティー
ローズのジュースと、ジュレが美味しかった〜^^
レースを切り分けて、コースターに。かわいいですね♪
ダイアンさんの最後の締めくくりのお話。
ダイアンさんが小さい頃、お祖母さまがこんな風におっしゃったそうです。
あなたをガーデンに例えて、あなたを助けましょう。
花々は、芽が出て、枝や葉が正しく育てば、美しく実を結び、そしたらきれいな蝶々がやって来て、
よりたくさんの花が咲き、そこに強い『絆』が生まれるでしょう。
正しい枝葉の成長で『絆』がたくさんできることを願って、助けましょう。。。。
素敵なお話ではありませんか?
ダイアンさんの活躍に、天国でお祖母さまは目を細めていらっしゃるのでしょうね。
•••、私、かろうじてついている枝葉を枯れさせないようにしよう。。。
今からでも遅くない? (笑)
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紫陽花の花たちが、そちこちのお庭で彩りを増して来ました。
Nさんに誘われて、ベルギーのアンティークレースの鑑定家&収集家であるダイアンさんの
定例レースレクチャーに行って来ました。
フェルメールの『レースを編む女』
この時代の空気の中に吸い込まれてしまいそうな、大好きな絵です。
こんな時代のレースのお話でした。
フランス王朝の富と繁栄の象徴ともなったレースは、イタリアのメディチ家出身のカトリーヌ・ド・メディシスによって持ち込まれたもの。
もともとレースの技術はイタリア北部から始まったのです。
カトリーヌ自身、そのレース編みが好きだったこともあり、ヨーロッパ全土に広がりました。
貴族の優雅さを最も演出したとされる、あの襟巻きとかげのような…
そんな衿に使われた16世紀の現存するレースを見せていただきました!
世界に5枚しかなく、3枚はオランダに、1枚はイギリスに、そして、1枚はなんとダイアンさんのお祖母さまが大事に持っていらしゃったのです。(写真がなくてごめんなさい。)
正に『レースという布の宝石』です!
よ〜く見ると、細かく繊細な花や鳥などの文様がリアルに編まれているのです。
その文様にはすべて意味が有るのだとか。
例えば、『ぶどう』は、多産の象徴であるとか、『どんぐり』はたくさん成長するので、強健な後継者の
象徴とか、また、『アイリス』は、キリストとマリアであり、忍耐を表す、、などなど。
それぞれの形が持つ意味を知り、ひと針ひと針編んだ人の手のぬくもりに温かく包まれたようでした。
そんな手作りのレース技術もフランス革命とともに一気に廃れ、産業革命により、大量生産という時代に。
でも、機械生産のレースもよく見ると当時の柄や文様のレプリカのよう。
現代の技術発明は確かにすばらしく、すてきなレースがだれでも、どこでも手に入れることができる。
数世紀を越えて、レプリカではあるが、その美しさは生きている。
どんな時代を向かえようと、美しいものは永遠に残っていてほしいと思いました。
それを実践していらっしゃるダイアンさんは、こんな方!
本当に素敵な方。
『MIYACO』の今シーズンのカタログにモデルとしてページを飾られています。
MIYACOのお洋服は、『黒柳徹子』さんも大のお気に入りだそうで、6月の『徹子の部屋』では何着も着て出演予定だそうですよ。
レースレクチャーのもうひとつのお楽しみ=アフタヌーンティー
ローズのジュースと、ジュレが美味しかった〜^^
レースを切り分けて、コースターに。かわいいですね♪
ダイアンさんの最後の締めくくりのお話。
ダイアンさんが小さい頃、お祖母さまがこんな風におっしゃったそうです。
あなたをガーデンに例えて、あなたを助けましょう。
花々は、芽が出て、枝や葉が正しく育てば、美しく実を結び、そしたらきれいな蝶々がやって来て、
よりたくさんの花が咲き、そこに強い『絆』が生まれるでしょう。
正しい枝葉の成長で『絆』がたくさんできることを願って、助けましょう。。。。
素敵なお話ではありませんか?
ダイアンさんの活躍に、天国でお祖母さまは目を細めていらっしゃるのでしょうね。
•••、私、かろうじてついている枝葉を枯れさせないようにしよう。。。
今からでも遅くない? (笑)
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by bwrd
| 2012-06-05 19:00
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